子供の矯正治療
お子さまの将来のために今できること
お子さまが将来、きれいな歯並び、正しい噛み合わせになるよう気にしてあげることは、お父さんお母さんの大切な役割の1つです。
お口の健康面もさることながら、多感な時期に「出っ歯」や「受け口」などと見た目の特徴をからかわれ、そのことが原因で口元を手で覆うようになったり、あまり笑わなくなるなど、心を痛めてしまう子も少なくありません。
早い時期に治療をスタートし、心身ともに明るく健康的な笑顔をプレゼントしてあげてください。
矯正歯科治療により得られた素晴らしい歯並びと笑顔は、お子さまの一生の宝物となります。
子どもの頃から矯正するメリット
成長段階である子どものうちから始める矯正には、さまざまなメリットがあります。
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大人になってからと比べて、早く治療を終えることができます
幼児期から思春期にかけては、歯が生え変わり、あごの骨が成長する時期です。その成長を利用することで、無理なくスムーズに矯正治療をすすめることができます。また、大人と比較して治療後の噛み合わせへの適応力にも優れているため、安定もしやすくなります。
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抜歯の可能性を減らすことができます
成長期のあごはコントロールしやすく、広げたり、前方への成長を促したりすることで、矯正に充分なスペースを確保できる場合があります。そのため、あごが小さく歯が重なって生えているお子さまでも、抜歯を避けられることがあります。
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痛みが少なくて済みます
子どもの骨は、成人した大人に比べ柔軟性があります。歯が埋まっている骨も柔らかいため、歯を動かしやすく、歯が動くときの痛みも少なくて済みます。
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歯並びが悪くなる原因を、根本的に治すことができます
大人になってからはできない、骨格へのアプローチや、生えたばかりの永久歯の移動を行うことで、骨格からきれいに歯並びを治すことができます。また、悪癖(口呼吸や、舌を前に出すなど)の改善も見込めます。
お子さまの歯並び・噛み合わせをセルフチェック!
お子さまがこのような歯並び・噛み合わせになっていませんか?
「あれ?」と思われるような点がありましたら、当クリニックまでお気軽にご相談ください。
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出っ歯
上の前歯や上あごが前に突き出ている状態です。歯が出ているため口がうまく閉じられず、口呼吸を起こしていたりします。
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受け口
下の歯が上の歯よりも前に出ている状態です。横顔をチェックしてみると、しゃくれたような感じになっていることも多く、早めの治療が必要になります。
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開咬
上下の前歯が噛み合っていない状態で、麺類などが噛み切れません。口を閉じていても奥歯で噛んでいても、前歯が正しく重なりません。指しゃぶりの癖がある子に多く見られます。
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叢生(そうせい)
顔の大きさと歯の大きさのバランスが悪いため、歯がデコボコに生えたり、重なり合って生えている状態です。
治療時期について
子どもの矯正治療には、「第1期」と「第2期」があります。一般的には、小学校1、2年生の頃から始めるのが望ましいといわれています。
第1期治療(6~10歳前後/乳歯から永久歯へ生え変わる頃)
乳歯と永久歯が混在する生え変わり時期に、噛み合わせやあごの形・大きさを整えて、永久歯がきれいに生えそろうように誘導する治療です。
歯が生えてくる環境を整えることで、第2期治療時の抜歯の可能性を減らすことができます。
第1期治療が終了したら、永久歯が自然に生えそろうまで、定期的な経過観察を行います。
第2期治療(13歳頃~/永久歯が生えそろってから)
永久歯が生えそろったら、ワイヤーなどの矯正装置を付けて本格的に治療スタートです。
なお、この時期から始めた場合でも、成長する力を利用して無理なく矯正治療を行うことができますので、ご安心ください。(噛み合わせによっては、あごの成長が落ち着く15歳頃まで、開始を待つ場合もございます。)
お子さまの気持ちを大切に
矯正治療は早期に行うに越したことはありませんが、お子さま自身が治療に前向きでない場合、まわりが無理にさせたとしても、返って治療期間が長引いて、途中で断念してしまうケースもあります。
当クリニックでは、お子さまの気持ちを尊重し、お子さまにも分かるように矯正の大切さをきちんとお話しいたします。焦らずお子さまのペースで治療を進めていきましょう。